赤ちゃんの便秘と食物繊維:正しく摂りましょう!

赤ちゃんの便秘を解消するには食物繊維がいい!と言いますが・・・

離乳食をはじめた赤ちゃんが便秘になってしまった時、よく言われるのが、「食物繊維を多く含んだ食べ物を食べさせてください」というもの。
特に根菜類、豆類、きのこ類、などなど・・・
でも、いっしょうけんめい食物繊維をたっぷり食べさせているのに、あまり便秘が良くならない・・・
そうお悩みのお母さんがいらっしゃいます。
一体なぜ・・・という気持ち、わかります。
そこで知っておいていただきたいのは、
「食物繊維には2種類ある!」ということなのです。

食物繊維には、2種類あります。
ひとつは、不溶性食物繊維。
もうひとつは、水溶性食物繊維。
その特徴は、名前を見ればだいたいわかりますよね。
不溶性食物繊維は水に溶けない食物繊維。野菜類に多く含まれています。
特徴としては、腸内で水分を吸い取って膨らむ性質を持っています。
そのため、腸の動きをよくしたい時には効果を発揮します。
ですが、その水分吸収性のよさゆえに、不溶性食物繊維を摂取し過ぎると
便になるもとの老廃物の水分まで吸い取ってしまい、便がかたく干からびてしまう、ということにもなりかねないのです。
不溶性食物繊維は適量であれば便秘に効果的なのですが、便秘を早く治そうと無理に大量に摂ってしまうと、便秘を悪化させる可能性もあるのです。

赤ちゃんに摂らせたい食物繊維はこれ!

一方、水溶性食物繊維は、文字通り水に溶ける食物繊維です。これは野菜類よりも海藻類などに多く含まれています。
この水溶性食物繊維は腸内に入ると水に溶けてドロドロのゲル状になります。このゲル状になった食物繊維はたっぷり水分を含んだ状態なので、便の水分を保ち、うんちをやわらかくする作用があります。そのため、スルッと便が出るようになります。

離乳食をはじめた赤ちゃんの便秘には、不溶性と水溶性、両方の食物繊維を適量に与えることが理想ですが、不溶性食物繊維はあまりたくさん摂らせないようにしましょう。どちらかというと水溶性食物繊維の方を多めに摂らせるようにしてみてください。

いずれにせよ、赤ちゃんの便秘をなんとかしたいと思っても、ある食材を大量に食べさせることは栄養の偏りにもつながりますので、バランスの良い食事の中に、食物繊維を豊富に含んだ食材を効果的に配合するようにしてください。